路上ライブ

最近はめっきり路上ライブをやらなくなった。

大学時代から横浜駅だったり地元の駅で歌ってた。
こだわりがあってさ、必ず生声・生ギターで。

初めて路上で歌ったのは高校時代に作った
「波の音と子守唄」
これは音楽甲子園っていう大会で決勝まで連れて行ってくれた大切な曲。
最初7分もある長編作だったことは良い思い出。笑

それから週末の夜に歌うことが多くて
22時〜始発までとか、お客さんとみんなで歌って踊ってワイワイしてたなぁ
文化祭の後夜祭みたいな感じで、お客さん同士も仲良くなってお菓子とかお酒とか各自買ってきて…心地良い時間だった。
お客さん同士が連絡先をあえて交換することもなく、
「またここで会えるだろっ」
って朝日が差し込む頃にバイバイしたのは
今思い出しても、ぐっとくる。

だんだんとオリジナルを歌うことが多くなっていって、伝えたい事も明確になっていった

その中でも最初から変わらなかったのは
「0から1」
を作ること。

路上というなにもない空間
ただ単純に通り過ぎることのできる空間に
歌があることによって誰かが足を止めて
その人たち同士が繋がって仲良くなって笑顔が生まれて
なにもなかった空間に輪ができて
いつしか「和」になっていって。

歌のチカラってほんとにすごいんだよ。
音楽って人を変えられると思うし、
人を救えるし、時には怒ってくれる。
もともとギタリストだったおれが歌うようになったのは
自分が歌によって変わることができて、
歌に救われ、叱られ、生きてきたからだと思う。



いつかまた道で歌う時が来たら
今度はもっと力強く届けたい
音楽への恩返し。


「0から1」が生まれる瞬間に
是非とも立ち会ってほしい